

米

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●3択式10問 解答・解説付き |
翻訳機能使用可(全言語対応) |
お米屋さんメッセージ
日本人の長寿を支える主食
新品種も続々登場
自分の好みの米を選ぶためには?

米の基礎知識![]()
🟫 世界トップクラスの長寿を誇る日本で、その大きな要因は、ご飯(お米)を主食とする伝統的な日本食にあるとされています。
お米は、体のエネルギー源となる77%の炭水化物と7%のタンパク質が主な栄養素ですが、このほかにも、ビタミン類、ミネラル、食物繊維などの様ざまな栄養素が含まれています。
中でも、タンパク質は牛肉や牛乳と同じくらい質が良く、体に必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれていて、私たちは1日に必要とするタンパク質の23.4%をお米から摂っています。
🟫 お米は、含まれるデンプンの成分によって大きく「うるち米」と「もち米」に分かれ、うるち米には、ジャポニカ米、インディカ米(タイ米)、ジャバニカ米があります。
私たちが普段食べているご飯は「うるち米」で「ジャポニカ米」の「精白米」です。
うるち米だけでも日本で1000品種以上の銘柄が栽培されていますが、生産量は、上位20品種で全体の約80%を占めています。
お米は種類によって、柔らかく、もっちりとしたものなど食感や食味も様ざまです。
その内、作付割合で約34%が「コシヒカリ」で、「ひとめぼれ」「ヒノヒカリ」「あきたこまち」と続き、続々と新品種が開発されています。
収穫量は新潟県が一番多く、次に北海道、秋田県などが続きます。(2022年)
🟫 2024年産うるち米品種別作付割合 (公社)米穀安定供給確保支援機構資料
| 順位 | 品種名 | 作付割合(%) | 主要産地 |
|---|---|---|---|
| 1 | コシヒカリ | 32.6 | 新潟、茨城、栃木 |
| 2 | ひとめぼれ | 8.4 | 宮城、岩手、福島 |
| 3 | ヒノヒカリ | 7.1 | 熊本、大分、鹿児島 |
| 4 | あきたこまち | 6.7 | 秋田、茨城、岩手 |
| 5 | ななつぼし | 3.4 | 北海道 |
| 6 | はえぬき | 2.7 | 山形 |
| 7 | まっしぐら | 2.5 | 青森 |
| 8 | ゆめぴりか | 1.8 | 滋賀、兵庫、京都 |
| 9 | きぬむすめ | 1.8 | 北海道 |
| 10 | キヌヒカリ | 1.6 | 島根、岡山、鳥取 |
| 上位10品種計 | 68.6 | ||
| 11 | つや姫 | 1.5 | 新潟 |
| 12 | こしいぶき | 1.4 | 山形、宮城、島根 |
| 13 | 夢つくし | 1.1 | 群馬、栃木、茨城 |
| 14 | あさひの夢 | 1.0 | 福岡 |
| 15 | とちぎの星 | 1.0 | 福島 |
| 16 | 天のつぶ | 1.0 | 千葉 |
| 17 | ふさこがね | 0.9 | 愛知 |
| 18 | あいちのかおり | 0.8 | 広島、徳島、福井 |
| 19 | あきさかり | 0.7 | 埼玉 |
| 20 | ハツシモ | 0.7 | 岐阜、愛知 |
| 上位20品種計 | 78.7 | ||
新米と古米
🟫 新米と古米の区別は、米穀年度によって定められ、米穀年度とは、日本で米殻の取り引きに関わる年度のことです。
お米は、11月1日~翌年10月31日を1年としています。
新米が収穫された年の翌年11月1日から古米とされるのが一般的ですが、食品表示法により新米の表示基準は以下のようになっています。

| 原料玄米が生産された当該年の12月31日までに容器に入れるもしくは包装された玄米又は精(白)米 |
米は、一般的に秋に収穫されて12月31日までに包装または精米され、翌年1月頃から店頭で購入することができます。
そして、その年の11月1日を過ぎると、古米と呼ばれるようになります。
古米は1年経過していく度に「古」の字が増え、2年経過で「古古米」、3年経過「古古古米」となります。
【古米と新米の匂い・味の違い】
お米は新米で購入しても、貯蔵していると老化(古米化)が進み、味わいに違いが出てきます。
🍚 匂い
長期保存すると、劣化が進み酸化して、お米から古米臭という独特な臭いがするようになります。
🍚 食味
古米は新米に比べると水分量が減リ、普通に炊くと食感が硬く感じられます。
又、新米に比べると粘り気も少なくなるためパサつきやすくなります。
米の種類と特徴![]()
🌾 ジャポニカ米
私たち日本人が普段食べているお米で、国内で栽培されているお米はジャポニカ米です。
形は丸みのある楕円形をしています。
熱を加えると粘りけとツヤが出ます。
炊いたり蒸したりして食べます。
🌾 インディカ米
細長い形が特徴の通称タイ米と呼ばれるお米です。
世界で栽培されている内の実に8割がインディカ米と言われています。
粘りけが少なくパサパサとした食感です。
そのためジャポニカ米のようにそのまま食べるよりもピラフやカレーなどに使うのに適しています。
🌾 ジャバニカ米
ジャワ島やインドネシアなどの東南アジアとイタリアやスペインなどで栽培されています。
形や粘りけについてはジャポニカ米とインディカ米の中間といったところで粒が大きいのが特徴です。
あっさりとした味でリゾットやパエリアに適しています。
加工の種類と特徴![]()
🌾 (精)白米
玄米から糠(ぬか)および胚芽(はいが)を取り除いた状態のもので、日本人の食生活において最も親しみのあるお米です。
玄米から糠を削り落として白米にする作業を精米と呼びます。
玄米から糠(ぬか)および胚芽(はいが)を取り除いた状態のもので、日本人の食生活において最も親しみのあるお米です。
玄米から糠を削り落として白米にする作業を精米と呼びます。
🌾 玄米
稲の果実である籾(もみ)から籾殻(もみがら)を取り除いた状態のもので、精米する前のお米です。
周りを糠に覆われているため白くはなく茶色い色をしています。
白米と比べるとビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでいるため栄養面で優れています。
但し、硬くて粘りに欠け食感も良くないためそのまま食べるのにはあまり適していません。
一般的な炊飯器ではなく圧力釜で炊く方が食べやすくすることができます。
最近では玄米炊飯用の機能が付いた炊飯器も増えてきています。
玄米だけを食べる割合は少なく、白米2に対して玄米1の割合で混ぜて炊くことが一般的となっています。

| ➊ 玄米 ➋ 胚芽 ➌ 糠 ➍ もみ殻 ➎ 白米 |
🌾 発芽玄米
発芽玄米とは「発芽した玄米」のことです。
発芽玄米は通常の玄米よりも豊富な栄養素を含んでいるため、近年注目を集めています。
発芽玄米は、様ざまな酵素が発芽によって活性化することで 糖質が分解されて甘みとなっています。
またタンパク質も分解されてうま味成分であるアミノ酸に変わり、通常の玄米よりもぐっと食味が良くなっています。
代表的なのが高血圧の防止効果や中性脂肪の吸収を抑える働きを持つ栄養素であるギャバが、玄米の2~3倍、白米のなんと10倍も発芽玄米に含まれているとされています。
🌾 分づき米
米と白米の中間のお米です。玄米の糠をわざと少し残して精米して作ったお米です。
玄米の栄養素と白米のおいしさの“いいとこ取り”をしていて、精米度合いが小さい方から3分づき米、5分づき米、7分づき米などがあり、栄養面や味の好みで選ぶことができます。
| 3分 5分 7分 |
🌾 無洗米
玄米から糠を削り落とした精白米ににはまだ「肌糠(はだぬか)」と呼ばれる粘りけのある糠が残っていて、炊く前にお米を水で洗うのはこの肌糠を取り除くためです。
無洗米とはこの肌糠を精米の段階で特別な方法を使ってあらかじめ取り除いたお米のことで、お米と水をそのまま入れてご飯を炊くことができます。
とぎ洗いしないことで水の節約にもなります。

| 精白米 無洗米 |
🟫 近年、健康のため、主食に玄米や雑穀米を取り入れている家庭も増え、3~4割の家庭で玄米や雑穀を食べているとされています。
特に、雑穀は、米を炊く際に混ぜるだけのため、洗う手間もなく手軽に食べることができ、玄米のように、炊く際に手を加える必要がなく、ごはんの食感も悪くならないため、約2割の人が主食のご飯に何らかの雑穀を混ぜて食べています。
🟫 玄米、雑穀米は、白米に比べて、カロリーが 低いわけでなく、お茶碗1杯(約150g)のカロリーは、白米と同じです。
但し、食物繊維、ミネラル、ビタミンが豊富です。
さらに、糖質の吸収度が低い低GI食品で、白米よりも噛みごたえがあるため、満腹中枢を刺激して太りにくくする働きも期待できます。 
➊ ひえ ➋ もち麦 ➌ うるち玄米 ➍ 赤米 ➎ 黒米 ➏ 緑米 ➐ はと麦 ❽ もちきび ➒ 裸麦 ➓ 胚芽押麦 ⓫ もちあわ ⓬ たかきび ⓭ モチ玄米
栄養強化米
🟫 栄養強化米とは、サプリ米とも呼ばれ、普段食べている白米にビタミンやミネラルなどの栄養素をコーティングまたは配合したお米です。
いつもの白米に少量混ぜて炊くだけで、味や見た目を変えずに不足しがちな栄養素を玄米レベルに補える優れものです。
いつものお米に混ぜて炊くだけで、不足しがちな栄養素を手軽にほぼ玄米レベルに補うことができます。
ビタミンB1、B2、B6、葉酸、鉄分などを配合した商品が市販されています。
A


塩の味の違いの要因
🟫 塩の味わいを左右するのは「ミネラル含有量」と「粒の形と大きさ」で、それは「原材料」「製造方法」で決まります。
ミネラル含有量
塩は塩化ナトリウムの純度(≒食塩相当量)でしょっぱさ(塩味の度合)が左右されます。
一般的に、マグネシウムやカリウムなどナトリウム以外のミネラルが多い塩ほど、まろやかで、苦味、甘味、コクが強い傾向があります。
各ミネラルの味の違いは以下となります。
🔵 ナトリウム = 塩味(しょっぱさ)
🔵 マグネシウム= 苦味やコク
🔵カルシウム = 相対的な甘味
🔵 カリウム = 酸味
粒の形と大きさ
小さい粒は口の中で素早くたくさん溶けるため塩味を強く感じ、大きな粒は口の中でゆっくり少しずつ溶けるためまろやかに感じます。
形は、製造方法によって様ざまなものがあり、例えばフレーク塩のように表面積の大きい塩は、溶けるのが早く、強い塩味を感じます。
通常の料理で汁ものなど塩を溶かして使う場合は影響しませんが、食べる直前にかけたりして直接舌に塩があたる料理の場合、粒の形や大きさは味わいに大きく影響します。
粒の形と大きさで味わいが違うんじゃ!
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🟫 塩は、食品表示法により「名称」「原材料名」「内容量」「原産国名」「製造者等」「製造方法」の表示が義務化されています。
名称 ・・・「塩」又は「食塩」 |
原材料名・・・「海水」「海塩」「岩塩」「湖塩」「天日塩」 |
添加物(塩化マグネシウムなど)がある場合は表示 |
原産国名・・・輸入の商品・原料の場合のみ |
製造者等・・・「製造者」「輸入者」「加工者」 |
製法表示・・・原材料名(原産地)・工程を表示 |
工程には海水の濃縮・塩の結晶化の工程、商品化の最終工程、岩塩の場合は採掘工程が表示されます。
特に、塩の味わい左右する情報としては、以下の2つが重要です。
「製法表示(原材料と工程[方法])」 「栄養成分表示」

❶ 国産塩
➋ 用語の使用基準
消費者に優良誤認を与えないように、規約・規則に規定された用語、表現以外にも、用途の使用に関する自主基準が設けられています。
➌ 一括表示
商品表示法などに従った表示をします。
規格で決められた用語を使用する項目もあります。
➍ 栄養成分表示
成分表示は、食品表示基準に従った表示がなされます。
※ 一部免除規定があります。
➎ 製法表示(原材料名及び工程)
原材料の種類、産地と塩ができるまでの工程が分かります。
工程には、原材料を塩にするまでの工程を決められた
用語で示されています。
➏ 食用塩公正取引協議会HPより
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【 精製塩 】
🟫 工程:イオン交換膜・立釜
海水から作られた原塩より不純物を除き、精製した純度(塩化ナトリウムの割合)が95%以上の塩です。
辛くて、水に溶けやすく、使いやすいのが特徴で、調理用から卓上用(つけ・かけ)まで万能に使用できます。
🌊 食塩 [純度99%以上]
最も一般的な塩で、多少のミネラルと水分を含み、しっとりしていて料理全般に使われます。
🌊 食卓塩・クッキングソルト [純度99%以上]
食塩より純度を高めて、食卓や厨房での防湿効果を高めるため、炭酸マグネシウムが加えられていて、サラサラしています。
湿りにくい一方、水に溶けづらく汁物には向きません。
🌊 漬物(つけもの)塩 [純度95%以上]
食塩より純度が低く、漬け物の歯ざわりをよくし、うま味を強くするため、マグネシウム・カリウム・リンゴ酸・クエン酸などが添加されています。
【 再生加工(自然)塩 】(粗塩の一つ)
🟫 工程:溶解・立釜
海外(主にオーストラリア・メキシコ)から輸入した原塩(天日塩)を日本国内の工場で海水又は水に溶かし、にがり成分(マグネシウムなどのミネラル)を加え、再結晶させた塩です。
※ 天然塩に近い形でミネラルが整えられ、辛いだけの精製塩に比べ、ほのかな苦味や甘味があり、まろやかです。
商品により加えられる各ミネラルの割合や含有率が異なり、味わいの違いとなっています。
【製造方法の表示例】
🟫 原材料名 … 天日塩(95%メキシコ)、海水(5%日本)
🟫 工 程 … 溶解、平釜、焼成
【商品例】
赤穂の天塩、伯方の塩、あらしお、シママースなど
【 天然塩・自然塩 】(粗塩の一つ)
精製塩ではない塩は、天然塩や自然塩と呼ばれますが、決まった定義はなく、商品にも記載されません。
🌊 平釜塩(釜焚き塩) [自然海塩](粗塩・一部フレーク塩)
🟫 工程:天日など・平釜
精製塩ではない塩は、天然塩や自然塩と呼ばれますが、決まった定義はなく、商品にも記載されません。
➊ 平釜 ➋ 日本の伝統製法
🌊 天日塩 [自然海塩] (粗塩の一つ)
🟫 工程:天日
多くは海外から原塩として輸入されていますが、日本の伝統的な天日塩は、自然の海水を何ヶ月~何年もかけて濃縮から塩の結晶化まで、すべて天日により、手作りで造られています。 100%天然
粒は四角形で、固まりにくく、サラサラとしていて、平釜塩に比べ、さらにマイルドで、海水本来の風味をダイレクトに味わうことができます。
使用する海水や製法も様ざまで、ミネラルバランスにも違いがあり、味わいも多種多様です。
🌊 岩 塩
昔は海だった場所が隆起するなどして海水が閉じ込められ、何らかの形で結晶化したものです。
世界の塩生産量の約3分の2以上が岩塩を原料としていますが、日本には、岩塩の採れる場所はありません。
岩塩は産地や掘り出される地層によって、含まれるミネラルの違いでピンク色や透明なものまで様ざまなものがありますが、一般的には、純度が高いため、ミネラルの含有率は低く、塩味が強いのが特徴です。
又、粒が大きいことで、溶けるのが遅いため、振りかけた状態では、まろやかに感じますが、徐々に強い塩味を感じることで、ステーキなどに合います。
ミネラルが多い粗塩に比べ、苦味や甘味がないため、焼き魚には向きません。
🟫 湖 塩
昔湖だった場所の水が蒸発し、塩分濃度が高くなった塩湖で作られる塩です。
天然のバランスの良いミネラルが含まれ、地域によって違いはありますが、粒子が小さくサラサラしたものが多く、柔らかな苦味と甘味があります。
日本には湖塩の採れる場所はなく、希少な塩です。
【その他の塩】
🌊 ハーブソルト(フレーバーソルト)
パウダー状にした香辛料(スパイス)やハーブなどを塩(岩塩など)に混ぜたもので、一振りするだけで簡単に味付けすることができます。
商品によって入っている香辛料やハーブの配合が異なり、好みの風味を楽しめます。
【商品例】 クレージーソルト、マジックソルトなど
🌊 焼き塩
塩を通常400℃以上の高温で長時間(2時間程度)焼くことで、塩化マグネシウム(にがり成分)を酸化マグネシウムに変化させ、サラサラでまろやかな味にした塩です。
まんべんなく塩を振りかけることができるため、肉や魚の下味つけ(振り塩)や炒め物の仕上げ、天プラやフライドポテトのつけ塩にお奨めです。
🌊 藻塩(もしお)
海水に海藻を浸して作られる塩で、ホンダワラなどの海藻を何度も浸した海水を煮詰めて作られます。
他の塩に比べ、塩分濃度が低いため、まろやかで、海藻のうま味を含んでいて、やさしい味わいを楽しめます。
特に魚介類に合うと言われています。
🌊 アジシオ
味の素株式会社の商品で食塩にうま味成分の一つであるグルタミン酸(≒味の素)を加えたものです。
うま味成分が加わることで、まろやかな味になっていて、ゆで卵・フライドポテト・おにぎりなどに振りかけるだけで塩味とうま味を加えることができます。
🌊 フレークソルト(塩) [フルードセル]
様ざまなうろこ状の薄く平らな形の結晶をしたフレーク状の塩で、サクサク食感が楽しめます。
表面積が大きいため見かけの粒が大きいのに早く溶けるという特徴があり、ミネラルが多くまろやかな塩味で料理の仕上げに向いています。
輸入品もありますが、手作業で時間をかけて造られることから価格は高めです。
ステーキ・天ぷら・トマト・刺身などのつけ塩に向いています。
🌊 パウダーソルト(塩)
パウダー状のきめ細かい粒の塩のことで、サラサラとして口どけがまろやかです。
岩塩を砕いてパウダーにしたものや、海水から特殊製法で結晶化したものなど色々な商品があります。
ステーキの仕上げや天ぷらのつけ塩に向きますが、ミネラルが多い商品が多く、溶けやすいため、肉や魚の下ごしらえに使うと、塩味がよくなじみ、うま味が出やすくなります。
🌊 塩麹(糀)
麹と塩を混ぜて発酵、熟成させた伝統的な調味料です。
塩の代わりに使ったり、食材を漬けると、麹に含まれる酵素が食材のタンパク質を分解し、柔らかくします。
又、塩麹自体にも発酵によるうま味や甘味があると同時に、素材のうま味を引き出すため、調味料を減らして、減塩にも効果的です。
麹自体もビタミンやミネラルが豊富です。
肉や魚の漬け込みやしょう油の代わりとしても使えます。
➊ 塩麹 ➋ 米麹 ➌ 塩


「粗塩(あらじお)のコト
🟫 厳密な定義がなく使われている名称ですが、一般的には、海水を原料として、精製せずに造られた、ナトリウム以外のミネラルが豊富で、結晶が粗い(粒が大きめの)塩を指しています。
粗塩には、自然の海水のみから作られる天然塩もありますが、売場では上記再生加工塩の商品が主流となっています。
結晶が大きく、溶けるのが精製塩より遅いため、まろやかで、にがり成分となるミネラルが多い商品が主流で苦味・甘味・コクがあります。
🟫 使い方としては、素材の味と塩のうま味を一緒に味わう焼き魚・焼き鳥・おにぎり・生のトマト・スイカなどに向いています。
まろやかなコクは、漬物にも合います。
粗塩は、海の力で邪気を払うと言われ、料理のほかに、葬儀のお清めや飲食店の魔除け(盛塩)にも使われています。

➊ 苦味 ➋ 甘味 ➌ コク
ニガリ(苦汁)のコト
? 本来“ニガリ”は、海水から塩(塩化ナトリウム)を取り出した後に残った液体のことを指しています。(粗製海水塩化)マグネシウムが主成分となっていて、文字通りなめると強い苦味がします。
昔から豆腐の凝固剤の一つとしても使われ、タンパク質を固める役割があります。
海水から造る天然のニガリは、マグネシウム以外にカリウム、カルシウムなどのミネラルも含んでいますが、製法によって、ミネラルの含有率が異なり、又、塩分も含んでいます。
? 現在、豆腐の凝固剤の一つとして使われているニガリの多くは、精製して造られた塩化マグネシウムです。
粗塩などに含まれるニガリ(ミネラル)は、塩味をまろやかでコクのあるものとし、ニガリそのものを料理に使うと、食材のうま味を引き出したり、野菜の煮くずれを防ぐ効果があります。
通常マグネシウムは過剰摂取した場合でも、排泄されるため、過剰症の心配はありませんが、腎機能が低下している場合には高マグネシウム血症が生じやすくなり、注意が必要です。
料理のヒント(塩の使い分け)
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塩は、「ミネラル含有量(塩味の度合=しょぱさ)」と「粒の形と大きさ」によって味わいが異なることから、使い分けは、そのかけ合わせを基本に考えます。

塩のしょっぱさの確認方法
🟫 商品表示の100g中の塩分相当量(≒純度)で推測することができます。
🟫 分相当量の表示がない場合は、以下となります。
100g中の塩分相当量=ナトリウム(mg)×2.54÷1000
🟫
純度の高い精製塩(塩分相当量95g以上)を基準にし、通常、90g以上はしょっぱさが強めで、90g未満はしょっぱさが弱めです。
例えば、再生加工塩には、85~95gぐらいで様ざまな商品があります。

タイプ別の相性の良い食材や料理
粒大×しょっぱさ弱 ・・・以下表の➐
ごはんや野菜など繊細で淡泊なものは、しょっぱさがまろやかで、素材に馴染みやすい粒が細やかな塩が合います。
粒大×しょっぱさ強 ・・・以下表の➑
食べた瞬間にしょっぱさを感じることで、揚げものなど油料理に合い、油っぽさを中和します。
粒小×しょっぱさ弱 ・・・以下表の➒
たんぱくで食べた後にゆっくりとうま味が出る白身魚やイカ等は、徐々に程よい塩味を感じる塩が合います。
粒小×しょっぱさ強 ・・・以下表の➓
牛肉やカツオ等の赤身の肉や魚など味が濃い食材には、粒が大きめで食感があり、塩味の長く残る塩が合い、さらに鉄分を含み、酸味があると最適です。

➊ 粒の大きさ ➋ 大 ➌ 小 ➍ しょぱさ ➎ 弱 ➏ 強 ➐ 白身魚やイカ ➑ 赤身の肉や魚 ➒ ごはんや野菜 ➓ 揚げものなど油料理
塩分摂り過ぎに注意
🟫
塩分を多く摂取すると血液中の塩分濃度を下げるために、体が水分を欲し、水分を多く摂ることで血量が多くなり高血圧につながります。➊ 減塩 ➋過剰
高血圧は血管への負担が大きく、動脈硬化や心筋梗塞などの原因になります。
さらに、継続的な塩分過多は、尿として老廃物を排出する腎臓機能の低下を引き起こし、腎不全の原因や胃ガン、心不全など様ざまな病気のリスクを高めます。
こうしたことから減塩は私たち日本人にとって、健康を維持するための重要な要素をなっています。
🟫 現在、厚生労働省が推奨している18歳以上の減塩目標量と現状の摂取量は以下となります。
| 摂取量 | 女性 | 男性 |
| 減塩摂取目標量 | 6.5g未満/日 | 7.5g未満/日 |
| 現状の摂取量 | 10.8g未満/日 | 9.2g未満/日 |
減塩料理のヒント
それぞれの調味料の塩分量を
知って使うべし
🟫 料理に含まれる塩分の約7割は、調味料に含まれています。
【大さじ1(15cc)に含まれる塩分量】
🟫 メーカー・商品ごとに塩分量は多少異なります。


➊ 塩 ➋ 濃い口しょうゆ ➌ 信州味噌 ➍ ウスターソース ➎ ポン酢 ➏ トマトケチャップ ➐ めんつゆ ➑ マヨネーズ ➒ 酢
調味料は、きちんと
計って加えるべし
調味料を適正量で使うためには、目分量ではなく、きちんと計る習慣を身につけましよう➠入れ過ぎも防止

味付けは、最後の
出来上がりにするべし
しょう油や味噌などをでき上がる
直前に入れることで、少量で表面に味がつきます。
煮物などは中まで味が染みた方がおいしいと言われ
ますが、直前に調味料を入れれば表面に塩分がついて、舌に乗せた瞬間に塩味を感じられます。
卓上調味料は、「かけて食べる」
のではなく「つけて食べる」べし
しょう油やソースはかけて食べるのではなく、小皿に入れて、「つけて食べる」ことで、塩分摂取量を減らすことができます。
上からかけると皿の底に調味料がたまってしまい、料理に余分な量がつくことで、考えている以上に塩分を摂り過ぎてしまいます。
薄味でもおいしくなる
風味豊かな工夫をするべし
薄味でも料理をおいしくするポイントは、「うま味」「酸味」「香味(香り)」「コク」を増やすことです。
|
うま味 |
カツオ節・昆布・肉・魚・野菜などから出るダシのうま味をしっかり効かせると、味に深みが出て薄味でも風味豊かな味わいに仕上がります。
又、「味が薄い」と感じた時は、しょう油や味噌を足さず、うま味調味料のひと振りだけで味がしっかり決まります。

|
酸味 |
酢やレモン、ゆず等のしぼり汁を加えれば、薄味でアクセントがつき、物足りなさを感じさせにくくなります。
|
香味 (香り) |
料理は香りと一緒に味わうとおいしさが増します。
ネギ・ショウガ・ニンニク・シソなどの香味野菜、ハーブ類や唐辛子・コショウ・カレー粉・ワサビ・辛子などの香辛料(無塩のもの)を適量使うと味が引き立たちます。
|
コク |
ごま油・オリーブ油・バター(無塩)など油脂を使うとコクとうま味がアップします。


名称 ・・・「塩」又は「食塩」
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